专利摘要:
骨を切断する整形外科用切断ガイド組立体および方法を説明する。構成要素が、切断器具を導くガイド、および構成要素を骨に固定する少なくとも第1の機構を有する。動きインジケーターは、構成要素とは別に動きインジケーターを骨に固定する機構を有する。構成要素は少なくとも1つの印を含み、この印により、骨に対する構成要素の動きが、動きインジケーターと印との相対的な動きにより示され得る。
公开号:JP2011514189A
申请号:JP2010548039
申请日:2009-02-26
公开日:2011-05-06
发明作者:ドッズ・ゴルドン
申请人:デピュイ・オーソぺディー・ゲーエムベーハーDepuy Orthopadie Gmbh;
IPC主号:A61B17-14
专利说明:

[0001] 本発明は、切断ガイドに関し、詳細には、使用中に切断ガイドの動きを示すことができる、整形外科的関節形成処置に使用される切断ガイドに関する。]
[0002] ドリルガイドを含む切断ガイドは、外科処置で広く使用され、所望の位置で、かつ/もしくは所望の方向に、骨を切除するかまたは穴をあけるため、鋸、ドリルまたは他の切断器具の動きを導くように、典型的には骨に据え付けられる。]
[0003] 特に、鋸引き中、鋸を保持するガイド、および骨を切断するのに必要な力、および鋸に対する骨のクランプ作用の実践上の問題から生じる、幾つかの問題がある。これらのことから、結果として、使用中に切断ガイドにかなりの力が加えられる可能性があり、これにより、切断ガイドを骨に対して動かすかまたは移動させる場合があり、切断が、所望の位置で、または所望の方向に行われなくなる。]
[0004] コンピューター支援手術(CAS)システムは、予定した位置もしくは方向からの逸脱を切断手術中に識別できるように骨の切断を誘導することによって、この問題に取り組む方法を提供する。しかしながら、すべての外科医がCASシステムを使用することに満足しているわけではなく、また、CASシステムも広く利用可能なわけではない。CASにより、切断ガイドに及ぼされる力を減少させるため切断動作を修正する必要があることを外科医が理解したとしても、外科医は、前の動きを覚え、操作と操作の間にこれらの動きを、内部技術基盤(internal skills-base)に持ち込み、次回操作するときには変更を行わなければならない。しかしながら、このことは、疲労、または解剖学的構造に対するくさび留め(wedging)もしくは手術中の硬化性骨との接触といった特別な影響も許容するものではない。]
[0005] 本発明により、外科医は、切断中および切断後に、先に整列されたガイドのいかなる動きも判断することができる。このような切断ガイドを用いて、外科医は、自分の切断技術を改善すること、および/または外科処置のパフォーマンスを改善するため切断を調節することを、より素早く学ぶことができる。]
[0006] 本発明の第1の態様によると、切断ガイド組立体が提供され、この切断ガイド組立体は、構成要素であって、使用中に切断器具を導くガイド、およびこの構成要素を骨に固定する少なくとも第1の機構を有する、構成要素と、動きインジケーターであって、構成要素とは別に動きインジケーターを骨に固定する機構を有する、動きインジケーターと、を含み、構成要素は、少なくとも1つの印を含み、これによって、骨に対する構成要素の動きが、動きインジケーターと印との相対的な動きにより表示されることができる。]
[0007] したがって、このように、外科医が切断ガイドを使用しているとき、骨に対するガイドの動きは、視覚的に判断されることができ、外科医が自分の切断動作を変更し、骨切断の精度を改善することができるように、フィードバックを提供する。]
[0008] 好ましくは、切断ガイドは整形外科用切断ガイドである。切断ガイドは、膝関節、股関節、肩関節、または身体の他の特定の関節の骨と共に使用されるためのものであってよい。特に、切断ガイドは、大腿骨切断または脛骨切断を行うように構成されることができる。]
[0009] ガイドは、いくつかの異なる種類の切断器具を受容するように構成されてよい。]
[0010] 好ましくは、ガイドは鋸ガイドであり、切断器具は鋸である。鋸は、電動鋸または手動の鋸であってよい。鋸ガイドは、スロットの形態をしていてよい。]
[0011] ガイドは、ドリルガイドであってよく、切断器具はドリルであってよい。ドリルガイドは、円形の孔または穴の形態であってよい。]
[0012] ガイドは、硬組織切断ガイドとして使用されるよう構成されることができる。切断器具は、のみ(chisel)、または硬組織を成形するのに使用される同様の切断器具であってよい。]
[0013] 構成要素を骨に固定する少なくとも第1の機構は、締め具を受容する形成物または特徴部を含むことができる。例えば、機構は、骨ピンを受容する、少なくとも2つの離間した孔を含むことができる。より多いか、または少ない数の孔が設けられてもよい。骨ねじなど、他のファスナーが用いられて、構成要素を骨に固定することができる。]
[0014] 好ましくは、少なくとも1つの印は、目盛りまたはグラデーションを含む。印は、始点またはゼロ運動位置を含むことができる。]
[0015] 少なくとも2つの異なる印が、同じかまたは異なる方向における動きを示すために設けられてよい。印は、一緒にあっても別々にあってもよい。印は、ブロック上の同様の位置、例えば側面、または異なる位置、例えば上部もしくは下部、および側面、にあってもよい。]
[0016] 印は、ガイドのあらゆる動きがとった方向を示すように、配列されることができる。]
[0017] 少なくとも1つの印は、追加の目盛りを含んでもよい。追加の目盛りは、目盛りに垂直であることができる。目盛りおよび追加の目盛りは、前後方向、および内側‐外側方向の動きを示すように配列されてよい。目盛りおよび追加の目盛りは、十字線として配列されてよい。]
[0018] 切断ガイド組立体は、構成要素と動きインジケーターとの間に連結部をさらに含むことができる。連結部は、少なくとも1つの印を有することができる。連結部は、構成要素の一部、例えば構成要素の孔もしくは形成物であってよく、または連結部は、別個の部品であってもよい。]
[0019] 連結部は、構成要素に解放可能に取り付け可能であってよい。このことは、切断ガイド組立体の組み立てやすさに役立つ。]
[0020] 動きインジケーターは、キャップを含むことができる。キャップは、骨ピンに解放可能に取り付け可能であってよい。]
[0021] 構成要素は、広がった孔を含むことができ、その孔の内部に、動きインジケーターが位置することができる。孔は、下-上方向および/または内側‐外側方向に広がっていてよい。]
[0022] 切断ガイド組立体は、マーカーをさらに含んでよく、マーカーは、印に対して動くことができ、構成要素の最大転置を記録する。マーカーは、構成要素に対してスライド可能であってよい。マーカーは、孔にスライド可能に受容され得る。マーカーは、動きインジケーターの一部を緩く受容するように寸法を決められてよい。マーカーは、複数の部品を有することができる。好ましくは、マーカーは、検出され得る運動のそれぞれの方向のために、2つの部品を有する。マーカーは、最大転置後にその位置が変化しないように、摩擦嵌め部を有してよい。]
[0023] 切断ガイド組立体は、運動増幅機構をさらに含んでよい。この機構は、構成要素および動きインジケーターと相互に作用して、動きインジケーターと印との相対的な動きの、示された量を増幅することができる。この機構は、相対運動を増幅するように構成されたレバーを含むことができる。]
[0024] 本発明の切断ガイド組立体の態様および位置付けガイドを含む、部品キットも提供される。位置付けガイドは、構成要素に対して動きインジケーターを位置付けるのに使用されることができる。位置付けガイドは、構成要素に取り付けられるように構成された第1の部材、および/または動きインジケーターに取り付けられるように構成された第2の部材を含むことができる。第1の部材および/または第2の部材は、構成要素および動きインジケーターと共に使用される連結部のサイズに合うように選択された距離だけ分離されていてよい。]
[0025] 本発明のさらなる態様は、骨を切断する方法を提供し、この方法は、切断ガイドを有する構成要素を骨に取り付けることであって、構成要素は、印を有する、取り付けることと、構成要素とは別に印に隣接して動きインジケーターを骨に取り付けることと、切断ガイドにより導かれた器具を使用して骨を切断することと、動きインジケーターと印との相対的な動きにより示される、構成要素と動きインジケーターとの間の相対的な動きを検出することと、を含む。]
[0026] 本発明の実施形態を、ほんの一例として、添付図面を参照して説明する。]
[0027] 異なる図面における同様のアイテムは、特に指示がない限り、共通の参照符号を共有している。]
[0028] 図1を参照すると、切断ガイド組立体100が示され、切断ガイド組立体100は、切断ブロックの形態の第1の構成要素102と、動きインジケーター104と、を含む。図1に例示される実施形態では、切断ブロック102は、脛骨切断ブロックであり、脛骨106の近位部分に隣接して図示されている。切断ブロック102は、使用中に鋸刃を受容するスロットの形態の切断ガイド108を含む。切断ブロック102は、切断ブロックを脛骨106に固定する機構を提供する骨ピン110、112を受容するための、離間した一対の孔も含む。] 図1
[0029] 組立体100は動きインジケーター104も含み、動きインジケーター104は、概ねきのこ型のキャップ120を含み、キャップのステムは、追加の骨ピン114の自由端に押し嵌めして取り付けられることができる。追加の骨ピン114は、切断ブロック102とは別に動きインジケーターを骨106に固定するように、これらの耐荷重ピンよりはるかに薄い。]
[0030] 組立体100は、切断ブロック102と動きインジケーター104との間に連結部130も含む。連結部130の拡大図が図2に示され、線AA’に沿った断面図が図3に示される。連結部130は、概ね矩形の形を有しており、長さ方向軸に沿って延びるスロット132を含んでいる。スロット132は、ブロックピン110の自由端を押し嵌め式に受容するよう寸法が決められている。連結部130は、キャップ120と概ね同様の形状を有し、かつキャップ120を内部に受容するようにサイズが決められた、キャビティ134も含む。キャビティ134の上方端部は、十字線138の形の印を有する透明窓136により閉じられていてよい。] 図2 図3
[0031] 切断ガイド組立体100使用プロセスを説明する。最初に、切断ブロック102が、従来の骨ピン110、112を使用して脛骨上に据え付けられ、切断ガイド108は、骨上の位置にきて、脛骨切断の好適な高さおよび方向をもたらす。次に、小さいほうの骨ピン114が、切断ブロックに隣接した位置で骨106に挿入され、切断ブロックは、切断中、このピンに荷重を伝達しないと思われる。]
[0032] 図6は、骨ピン114を切断ブロックの骨ピン110、112に対して正確に位置付けるのを助けるように使用され得る、ピン位置付けガイド構成要素150を示す。位置付けガイド150は、骨ピン114を受容するように直径がサイズ決めされている第1の孔152を、第1の環状端部分に有する。位置付けガイド150は、骨ピン110または112を受容するように直径がサイズ決めされている第2の孔154を、第2の環状端部分に有する。2つの孔は、この構成要素の本体部分156により離間しており、孔は、キャビティ134の中央と連結部構成要素のスロット132との間の距離と実質的に同じ距離だけ離れている。] 図6
[0033] 位置付けガイド構成要素は、第2の端部の孔154を用いて骨ピン110、112のいずれかに据え付けられ、次に、小さいほうの骨ピン114は、第1の端部の孔152を通過し、それにより、骨ピン114と骨ピン110または112との間の好適な分離距離を確立し、その分離で、骨ピン114はその後、骨106に挿入されることができる。したがって、位置付けガイドは、連結部構成要素130が適切に機能するように、骨ピン114が切断ガイドに隣接した適切な位置に確実に位置付けられるのを助ける。]
[0034] 連結部130は、荷重のない骨ピン114、および切断ブロックピン110に向けられ、キャップ120は、荷重のないピン114の自由端に押し嵌めで取り付けられ、切断ブロックピン110は、隣接するスロット132の中に位置する。連結部130の位置は、次に、動きインジケーターに対するブロックの初期ゼロ運動位置を定めるように十字線138の中心がキャップ120の中心と位置合わせされるまで、隣接するスロット132内のピン110をスライドさせることで、調節されることができる。十字線は、脛骨106の上下方向および内側‐外側方向と概ね整列される。]
[0035] 外科医は次に、鋸を切断ガイド108に挿入し、鋸引き(sawing)を開始することができる。鋸引き中、外科医は、窓136を通してキャップ120の位置を観察することができ、初期位置から離れるブロックのあらゆる動きが、十字線138に対するキャップ120の動きにより示される。例えば、図2に示すように、切断ブロックは、おそらくは鋸刃により生じるブロックに対する過度の下方圧力に起因して、下方向にわずかに動いている。十字線に対して動きインジケーターを観察することで、外科医は、鋸引き動作をリアルタイムで調節して、十字線に対する動きインジケーターの動きを最小限にするようにすると共に、切断を完了することができる。] 図2
[0036] 動きインジケーター、特にキャップ120は、高可視性の仕上げ、例えば特徴のある色を有して、使用中の可視性を改善することができる。]
[0037] 切断ガイド組立体に対して行われ得るいくつかの変更および改変があることが理解される。例えば、十字線138は、目盛りまたはグラデーションを含むことができる。]
[0038] 図4は、本発明による切断ガイド組立体200の第2の実施形態を示す。組立体は、鋸ガイド108を含む切断ブロック構成要素202と、使用中に切断ブロックを骨に固定するため骨ピンを受容する一対の孔204、206と、を含む。切断ブロック構成要素は、その本体を通って延びる概ね矩形の孔208も含み、目盛り210がこの孔に隣接している。組立体200は、骨ピンの自由端に取り付けられた、キャップ120と同様のキャップの形の動きインジケーター212も含む。キャップ212および孔208は、使用中に切断ブロックが取り付けられる骨に対する、切断ブロック202の概して下‐上方向における任意の相対的な動きの結果としてキャップ212が孔208内部で自由に動けるように、サイズ決めされている。代替的な実施形態では、孔208は、より大きな幅を有し、キャップ212の、一次元ではなく二次元での動きを可能にし、第1の実施形態で使用されたものと同様の十字線型目盛りが用いられて、二次元での相対的な動きを示すのを助けることができる。] 図4
[0039] 組立体200は、1方向における切断ブロックの動きのみを示すことができる点を除いて、組立体100と同様に働く。最初に切断ブロック202が骨ピンによって所望の位置で脛骨に取り付けられる。動きガイド212は次に、骨に取り付けられ、孔208の中に位置してよく、動きガイドは、切断ブロックに対して初期ゼロ転置位置(図4の矢印で示す)にある。使用中、鋸刃によって切断ブロックに及ぼされる任意の上方または下方の力は、切断ブロック202を脛骨に対して動かすことができる。しかしながら、動きインジケーター212が切断ブロックとは別に骨に取り付けられているので、その動きは、目盛り210に対する動きインジケーター212の転置により示される。] 図4
[0040] さらに、図4に示す組立体は、切断ブロックの最大の逸脱もしくは転置を記録または判断する構成要素を含むことができる。図7は、図4に示す実施形態と共に使用され得る、最大転置測定構成要素160を示す。構成要素160は、別個であるが同様にU字型の2つのプラスチック部品162、164を含み、これらの部品はスライド可能なマーカーを形成する。上方部品162および下方部品164はそれぞれ、後方に向かってクリップ型機構を含み、この機構によって、これらの部品がクリップ留めされて、孔208に隣接して結合形成物となり、各部品162、164は、孔208内部で動くことができる。マーカーが正しい深さに確実に置かれるようにカラーが使用され、マーカーが切断の動きにより転置された後でマーカーを所定の場所に摩擦で保持する。したがって、ブロック202が骨に対して動くと、ピンのキャップ212は、例えば位置164で上方部品162に隣接して上方部品162と係合し、孔208に沿って目盛り210に対してスライドするように上方部品162を押すことができる。キャップ212は、構成要素160内部に緩く受容されるので、ブロックがその最大転置位置から戻ると、上方構成要素は、この上方構成要素がスライドされた位置にとどまり、したがって、最大転置168が、目盛り210の初期ゼロ地点に対する上方構成要素162の位置から読み取られ得る。] 図4 図7
[0041] 最大転置インジケーターを用いる実施形態は、のみ、またはガイドと機械的に整列される他のこのようなツールを使用する硬組織成形手術で使用されるのに特に適している。このような状況で、最大転置インジケーター160は、ガイドの、応力を受けない位置からの瞬間的な最大の逸脱を示すために使用される。]
[0042] 図5は、切断ガイド組立体300の第3の実施形態の正面図を示す。ここでも、切断ガイド組立体は、使用中に鋸刃を受け取る切断ガイド108を備えた切断ガイド構成要素302を含む。第1の孔304および第2の孔306が、使用中に切断ブロックを脛骨に取り付けるため、骨ピンを受容するように切断ブロックに設けられる。切断ガイド構成要素302は、右側エッジに向かって目盛り310も含む。骨ピンに据え付けられるキャップ120と同様のキャップを含む動きインジケーター312も、設けられる。] 図5
[0043] 切断ガイド組立体300の操作は、前述したものと同様である。最初に、切断ガイド構成要素302が、骨ピンを用いて脛骨に取り付けられる。次に、動きインジケーターが、目盛り310のゼロ転置地点に対応する位置で、さらなる骨ピンにより、目盛り310に隣接して取り付けられる。鋸引き中の切断ブロックのあらゆる動きは、目盛りのゼロ地点に対する動きインジケーターの転置で示されるように、切断ブロックと動きインジケーター312との間の相対的な動きとして表示される。]
[0044] いかなる場合も、目盛りのゼロ位置は、切断を開始する前に調節されて、切断中に外科医が用いる特定の観察角度を可能にすることができる。これには、図1の連結部の回転および並進運動を組み合わせることを伴い、他の場合には、目盛りは、スライド機構を用いてブロックの上に据え付けられて、目盛りの位置を孔に対して調節することができる。] 図1
[0045] 一般的に、本発明は、外科医によって事前に設定されている、応力を受けない整列特徴部である動きインジケーターに対する、切断ガイドの転置の測定を可能にする。力の測定は、鋸の高速の動きに耐えなければならない。切断中の外科医の作業を改善することにより、最終的には、鋸ガイド保持装置の強度を低減させることができ、これにより、一部の患者で、付帯的損害の減少が生じ得る。初期整列からの逸脱を示す基準が切断場所にあるので、フリーハンドの鋸ガイドを使用することができる。このフィードバックは、CASシステムを用いてスクリーン上に与えられるものより好ましい。これは、観察される逸脱が、リアルタイムで、処理遅延がないためである。]
[0046] 切断ブロック取り付け位置を誘導するためにCASシステムと共に使用される場合、独立したピンが、最初の近似整列中に置かれ、骨の上へのガイドの正確な位置付けがCASシステムにより確認されたら、連結部に取り付けられ、ゼロに合わせられる(zeroed)。]
[0047] フリーハンドでの鋸引きは、ピンのないシステムの使用を含んでよく、ピンのないシステムは、調節可能なピンで骨面上に据え付けられ、調節可能なピンは、骨の骨膜(periostrium)および小さな円錐体(small cone)をピンの先端部で貫通するに過ぎない。これらのシステムは、ピンにより定められた円周の中央で、かつその円周に垂直に力が加えられる場合に安定しており、小さな、荷重負担のないピンは、著しい組織損傷を引き起こさないが、追跡アレイを断続的に据え付ける必要なく、位置付けの変化の即時フィードバックを可能にするので、結果として生じる著しい妨害が回避される。]
[0048] 本発明は、鋸ガイドに関して前述されてきたが、本発明は、ドリルガイドにも適用可能である。]
[0049] また、組立体は、脛骨切断ブロックに関連して前述されてきたが、本発明が、膝関節に限らず、身体の他の関節上でガイドの力および運動の制御に使用され得ることが、認識されるであろう。]
[0050] 動きの検知は、運動増幅の仕組みを用いてもよく、わずかな程度の運動は、視覚的に見分けられる運動へ変換され得る。図8は、例としての増幅機構170を示し、レバー172の使用により、b/a倍だけ鋸ガイドピン110の運動の1自由度(one degree of freedom motion)174を増幅する。レバー172は、ピボット180によりピン114、110に取り付けられるリンク装置176、178に取り付けられる。ピボット180は、1自由度以上であってよく、数段階の機械的増幅が行われてよい。増幅機構170は、プラスチック、または他のそのような材料で作られてよく、ピボット180は、屈曲またはヒンジまたは玉継手が代わりに使用され得るように、これらの領域でプラスチックを薄くすることにより作られることができる。] 図8
[0051] 表示方向は、切断構成要素の上部または他の側面に向けて、あるいは実際に任意の他の好都合な場所に対して、位置してよい。]
[0052] 2次元の運動の検知は、ピン上のスライドを防ぐように拡大されてもよい。耐荷重ピン上に測定装置をクランプすることは、切断ブロックがピンに沿って外れるのを防ぐ。]
[0053] 図4に示す実施形態は、器具類が患者の解剖学的構造に合うように特別に設計されている、あつらえの患者用器具類に用いるのに特に適している。動き検知機構が、例えばカスタマイズされた切断ガイドの本体中に孔208を成型することで、製造中にあつらえの器具に埋め込まれることができる。] 図4
[0054] 前述した実施形態に対する様々な改変および変更が、前記の説明から明らかであろう。特に、実施形態のうち1つに関して説明した本発明の特徴は、実施形態の他のものに関して使用されてもよい。]
[0055] 〔実施の態様〕
(1)整形外科用切断ガイド組立体において、
構成要素であって、使用中に切断器具を導くガイド、および前記構成要素を骨に固定する少なくとも第1の機構を有する、構成要素と、
動きインジケーターであって、前記構成要素とは別に前記動きインジケーターを前記骨に固定する機構を有する、動きインジケーターと、
を含み、
前記構成要素は、少なくとも1つの印を含み、前記印により、前記骨に対する前記構成要素の動きが、前記動きインジケーターと前記印との相対的な動きにより示され得る、切断ガイド組立体。
(2) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記ガイドは、鋸ガイドであり、前記切断器具は、鋸である、切断ガイド組立体。
(3) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記ガイドは、ドリルガイドであり、前記切断器具は、ドリルである、切断ガイド組立体。
(4) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記構成要素を骨に固定する前記少なくとも第1の機構は、骨ピンを受容するための、離間した2つの孔を含む、切断ガイド組立体。
(5) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記少なくとも1つの印は、目盛りを含む、切断ガイド組立体。]
[0056] (6) 実施態様5に記載の切断ガイド組立体において、
前記少なくとも1つの印は、追加の目盛りを含み、
前記追加の目盛りは、前記目盛りに垂直であり、前記目盛りおよび追加の目盛りは、上下方向および内側‐外側方向の動きを示すように配列される、切断ガイド組立体。
(7) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記構成要素と動きインジケーターとの間の連結部、
をさらに含み、
前記連結部は、前記少なくとも1つの印を有する、切断ガイド組立体。
(8) 実施態様7に記載の切断ガイド組立体において、
前記連結部は、前記構成要素に解放可能に取り付け可能である、切断ガイド組立体。
(9) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記動きインジケーターは、骨ピンに解放可能に取り付け可能であるキャップを含む、切断ガイド組立体。
(10) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記構成要素は、広がった孔を含み、前記広がった孔の中に、前記動きインジケーターが位置することができる、切断ガイド組立体。]
[0057] (11) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記構成要素の最大転置を記録するために、前記印に対して動くことができるマーカー、
をさらに含む、切断ガイド組立体。
(12) 実施態様1に記載の切断ガイド組立体において、
前記構成要素および動きインジケーターと相互に作用して、前記動きインジケーターと前記印との相対的な動きの、示された量を増幅する、運動増幅機構、
をさらに含む、切断ガイド組立体。
(13)部品キットにおいて、
実施態様1に記載の切断ガイド組立体と、
前記構成要素に取り付けられるように構成された第1の部材、および前記動きインジケーターに取り付けられるように構成された第2の部材を含む、位置付けガイドと、
を含み、
前記第1の部材および第2の部材は、前記構成要素および動きインジケーターと共に使用される連結部のサイズに合うように選択された距離だけ離れている、部品キット。
(14) 骨を切断する方法において、
切断ガイドを有する構成要素を前記骨に取り付けることであって、前記構成要素は印を有する、取り付けることと、
前記構成要素とは別に前記印に隣接して動きインジケーターを前記骨に取り付けることと、
前記切断ガイドにより導かれた器具を用いて、前記骨を切断することと、
前記動きインジケーターと前記印との相対的な動きにより示される、前記構成要素と前記動きインジケーターとの間の相対的な動きを検知することと、
を含む、方法。]
図面の簡単な説明

[0058] 本発明による切断ブロック組立体の斜視図を示す。
図1に示す組立体の動きインジケーター部分の拡大図を示す。
図2の線AA’に沿った断面図を示す。
本発明の第2の実施形態の正面図を示す。
本発明の第3の実施形態の正面図を示す。
図1に示す切断ブロックと共に使用され得る位置付けガイド構成要素の平面図を示す。
図2に示す切断ブロックと共に使用され得る最大転置記録構成要素の平面図を示す。
本発明で使用され得る運動増幅機構の平面図を示す。] 図1 図2
权利要求:

請求項1
整形外科用切断ガイド組立体において、構成要素であって、使用中に切断器具を導くガイド、および前記構成要素を骨に固定する少なくとも第1の機構を有する、構成要素と、動きインジケーターであって、前記構成要素とは別に前記動きインジケーターを前記骨に固定する機構を有する、動きインジケーターと、を含み、前記構成要素は、少なくとも1つの印を含み、前記印により、前記骨に対する前記構成要素の動きが、前記動きインジケーターと前記印との相対的な動きにより示され得る、切断ガイド組立体。
請求項2
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記ガイドは、鋸ガイドであり、前記切断器具は、鋸である、切断ガイド組立体。
請求項3
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記ガイドは、ドリルガイドであり、前記切断器具は、ドリルである、切断ガイド組立体。
請求項4
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記構成要素を骨に固定する前記少なくとも第1の機構は、骨ピンを受容するための、離間した2つの孔を含む、切断ガイド組立体。
請求項5
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記少なくとも1つの印は、目盛りを含む、切断ガイド組立体。
請求項6
請求項5に記載の切断ガイド組立体において、前記少なくとも1つの印は、追加の目盛りを含み、前記追加の目盛りは、前記目盛りに垂直であり、前記目盛りおよび追加の目盛りは、上下方向および内側‐外側方向の動きを示すように配列される、切断ガイド組立体。
請求項7
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記構成要素と動きインジケーターとの間の連結部、をさらに含み、前記連結部は、前記少なくとも1つの印を有する、切断ガイド組立体。
請求項8
請求項7に記載の切断ガイド組立体において、前記連結部は、前記構成要素に解放可能に取り付け可能である、切断ガイド組立体。
請求項9
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記動きインジケーターは、骨ピンに解放可能に取り付け可能であるキャップを含む、切断ガイド組立体。
請求項10
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記構成要素は、広がった孔を含み、前記広がった孔の中に、前記動きインジケーターが位置することができる、切断ガイド組立体。
請求項11
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記構成要素の最大転置を記録するために、前記印に対して動くことができるマーカー、をさらに含む、切断ガイド組立体。
請求項12
請求項1に記載の切断ガイド組立体において、前記構成要素および動きインジケーターと相互に作用して、前記動きインジケーターと前記印との相対的な動きの、示された量を増幅する、運動増幅機構、をさらに含む、切断ガイド組立体。
請求項13
部品キットにおいて、請求項1に記載の切断ガイド組立体と、前記構成要素に取り付けられるように構成された第1の部材、および前記動きインジケーターに取り付けられるように構成された第2の部材を含む、位置付けガイドと、を含み、前記第1の部材および第2の部材は、前記構成要素および動きインジケーターと共に使用される連結部のサイズに合うように選択された距離だけ離れている、部品キット。
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